日帰り手術

日帰り手術について

当院の眼科専門医は、長年にわたって培ってきた豊富な臨床経験と、最新の医療設備を駆使し、白内障や緑内障、硝子体疾患、外眼部疾患など、幅広い眼科疾患に対する日帰り手術を提供しています。
これまでに数多くの症例を成功に導いてきた実績と、患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な診療により、安心で質の高い医療サービスをご提供いたします。

当院の日帰り手術の特徴

  • 入院の必要がなく
    短時間で手術が可能

    日帰り手術のメリットは、入院の必要がなく、短時間で治療が完了することです。術後はすぐにご自宅で療養していただけるため、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。また、入院に伴う心理的な負担やストレスを軽減できるのも魅力です。ただし、全身状態に不安のある方などは安全のため、日帰り手術をご提案するのが難しい場合があります。

  • 最新の
    眼科医療機器の導入

    当院では、眼科医療の最前線を行く機器を導入し、常に高品質な診療を提供できる体制を整えています。また、検査結果についても、モニター上で分かりやすく説明することで、患者様の理解を深めていただけるよう心がけています。最新の検査機器により、迅速かつ精密な診断を行うことで、患者様の貴重な時間を無駄にしないよう心がけています。

  • 麻酔科専門医による
    安心・安全な手術

    当院の日帰り手術では、麻酔科専門医が常に立ち会い、患者様の全身状態を細やかにモニタリングしながら手術を進めます。麻酔科専門医の存在は、手術の安全性を飛躍的に高め、患者様に安心して治療を受けていただくための礎となっています。

日帰り手術一覧

白内障手術

当院では水晶体を超音波で砕いて吸い取る「超音波乳化吸引術」という方法で、濁った水晶体を取り除き眼内レンズという人工水晶体を眼の中に挿入します。
この手術は小切開法で行いますので、わずか3~4ミリ程度の切開で済み、手術の所要時間も10~15分程度です。(術前処置や手術準備、術後安静の時間を含めると2時間程かかります。)
点眼による麻酔で安全に手術できるようにしますので、痛みもほとんどありません。
手術後はしばらく当院にて安静にしていただき、異常がなければそのまま帰宅していただけます。

眼内レンズについて

単焦点眼内レンズはピントが1つで、手術後、一つの距離だけ裸眼で見えます。
例えば遠くにピントを合わせた場合、遠く(TV等)は裸眼でも見え、近く(新聞・携帯電話等)は老眼鏡がないと見えません。多焦点眼内レンズはピントが複数あり、手術後はピントの数の距離だけ、裸眼で見えます。例えば遠方と近方40cmの多焦点レンズを選べば、手術後は遠く(TV等)と手元40cm(新聞等)の距離が裸眼で見えるようになり、老眼鏡が必要なくなります。ピントの数、ピントの合う距離(焦点距離)はレンズによって異なります。2020年4月から、一部の多焦点眼内レンズが選定療養として認められました。

緑内障手術

緑内障手術は眼圧を下げる手術です。
緑内障で悪くなった視野や視野障害により低下した視力を元通りにする治療方法はないため、視野障害が進行する前に眼圧を下降させ進行を抑える必要があります。
一般的に緑内障は薬物治療など保存的な治療で十分な眼圧下降が得られず、病気が進行する場合に眼圧を下げる手術を行います。
当院では日帰りの緑内障手術や選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)、レーザー虹彩切開術に対応しております。緑内障手術は低侵襲緑内障手術(MIGS)を積極的に取り入れており、手術を受ける方の生活への影響を最小限に抑えつつ効果的な治療を提供しております。

手術の種類について

濾過手術 濾過手術の中で線維柱帯切除術は眼圧下降効果の最も大きな手術です。ほかにもExPressなどのインプラントを用いた方法があります。
流出路再建術 流出路再建術は目の外から行う眼外法と「眼の中から行う眼内法」があります。眼内法は従来の方法より侵襲が少なく、手術時間も短くなる傾向があり、当院では積極的に適応を行うようにしております。

硝子体手術

硝子体手術は硝子体(しょうしたい)と呼ばれる組織を除去し、網膜硝子体の病気を治療する手術です。手術はとても繊細な技術を要し、眼科の手術の中では難しい手術に分るされます。
硝子体は眼球の内部の大部分を満たしているゼリー状の物質で99%が水です。硝子体は水晶体の後面に接しており、眼球の奥では、一部が網膜とくっついています。
この硝子体が網膜を牽引したり、混濁したりすることで様々な病気をおこします。
この硝子体腔に起こった疾患を治療する目的で、眼内の硝子体に処置を行う手術を硝子体手術です。
硝子体手術は白目(強膜)の部分から細長い器具を挿入し、硝子体の切除や網膜疾患の治療を行います。硝子体混濁に対しては硝子体カッターにより混濁や出血した硝子体を切除し吸引除去します。また病気によっては網膜上に張った薄い膜を細長い鑷子(ピンセットのような器具)で除去したり、網膜に空いた孔の周囲にレーザーを当て固めたりします。
当院では最新設備を整え、熟練した術者が手術にあたっており、安全・確実な手術を行えるようにしております。

一般眼科手術

当院は、白内障手術や硝子体手術だけでなく、網膜疾患など幅広い眼科手術に対応しています。ほとんどの症例で日帰り手術(霰粒腫摘出術・眼瞼下垂・結膜弛緩手術【結膜囊形成手術】・翼状片手術)が可能です。
難易度の高い症例には、提携先の専門病院と連携。経験豊富な専門医が執刀します。
急な手術にも臨機応変に対応。最新の設備を駆使し、安心・安全な治療をお届けします。