コンタクトレンズ
について

コンタクトレンズのご案内

初めてコンタクトレンズを使用される方は下記の点に注意してお越しください。

  • 午前診では10時30分まで、午後診では17時までにお越しください。
  • 来院時には爪を短く切ってきてください。
  • 着け外しがご自身でできるのを確認してからコンタクトレンズをお渡しします。
    着け外しができるようになるまで個人差があり、 数回来院が必要な場合もございます。
  • コンタクトレンズ使用に際して、 未成年の方は保護者の許可が必要になります。
    保護者の方もご一緒にお越しください。
    未成年の方のみでお越しいただいた場合は処方できません。

※処方にはお時間がかかりますので、 お電話にてご予約をお受けしております。

こんな誤った使い方していませんか?

コンタクトレンズは快適な視界を提供してくれる便利なものですが、間違った使い方を続けていると、重い眼のトラブルにつながる原因を作ってしまうことがあるのも現実です。

  • 汚れや化粧品の付いた手でレンズに触れる
  • 友達のレンズを借りて使う
  • レンズケースが汚れていても気にしない
  • 終日装用レンズをつけたまま眠ってしまう
  • こすり洗いをしない
  • レンズの保存に水道水を使っている

コンタクトレンズの使用上の注意

コンタクトレンズは目にとって異物

どんなに適切なレンズを使用していても、目には負担がかかっています。少なくとも、半年~1年に1回は眼科医の検査を受けましょう。

コンタクトレンズの装着時間は必要最小限に

できる限り裸眼または眼鏡にしてください。

目になにか異常を感じたときはすぐに装用を中止する

症状が続くときは眼科専門医を受診してください。

使い捨て、頻回交換コンタクトレンズ以外は早めに交換

しっかりお手入れしても、ソフトCLは1年半~2年、ハードCLは2年~3年が寿命になります。使い捨て(1日)タイプ、頻回交換(2週間、1ヶ月)タイプは使用期限を必ず守ってください。

1日タイプ以外のコンタクトレンズは、しっかりお手入れ

コンタクトレンズは、適切なお手入れを怠ると、目の健康を脅かす恐れがあります。そのため1日使い捨てタイプ以外のコンタクトレンズを使用される場合は、正しいケア方法を守ることが大切です。

ソフトコンタクトレンズに水道水は絶対に使用しない

特にソフトコンタクトレンズは、水道水中の雑菌を吸収しやすく、重大な感染症を引き起こす可能性があります。

コンタクトレンズによる眼の障害

コンタクトレンズの使用方法を正しく守らないと、下のような重い眼の病気に至ることがあります。これらの眼障害は早期に治療すれば、多くの場合大事には至らずにすみますが、甘く見て放っておいたりすると症状が重くなり、治療に大変時間を要することになります。最悪の場合、失明することもあります。
少しでも異常を感じたときは、すぐにレンズを外し、当院までご相談ください。

重い眼のトラブル 重篤な眼障害の例

流行性角結膜炎

「はやり目」ともいわれ、ウイルスで感染します。眼が充血し、まぶたが腫れ、涙や目やにが出ます。
感染力が強いので、汚れた手でコンタクトレンズを取り扱ったり、他人のレンズを借りたりすることは厳禁です。

巨大乳頭結膜炎

上まぶたの裏側にぶつぶつ(乳頭)ができる症状です。
アレルギーの一種で、コンタクトレンズに付いた汚れ、特に変性したタンパク質の汚れに反応するケースが多いようです。

角膜上皮障害

角膜(黒目)表層の障害の総称です。 酸素不足、ドライアイ、眼に合わないレンズや、汚れたレンズを使い続けたり、レンズをつけたまま眠ってしまったり、色々な原因によって角膜上皮がはがれたり、傷が付いた状態です。 放置すると細菌感染などで、だんだん角膜の奥に病状が進み、角膜潰瘍になることがあります。

角膜潰瘍

角膜上皮の障害から、菌類(細菌やカビ)が入り込んで感染を起こします。
角膜が白く濁って、角膜穿孔を起こすこともあります。治った後も視力に影響を残すことが少なくありません。

アカントアメーバ角膜炎

汚れた淡水や土の中にいる小さな原生生物(アメーバ)がコンタクトレンズに付着し、眼に傷が付いて弱っているときなどに菌が眼の中に入り込んで感染する恐ろしい病気です。感染することはまれですが、非常に治りにくく視力障害を残したり、最悪の場合失明してしまうこともある病気です。
アカントアメーバ角膜炎に感染しないための注意点としては、土を触った手で眼をこすったりしない、コンタクトレンズをつけたまま川や湖沼、プールなどで泳がない。また、レンズのケアや保存に水道水を使うことも厳禁です。